前週の英彦山に続いてのヒルクラレースになった、椿ヶ鼻。
大分は日田市にある釈迦岳を登るレースで、今回で2回目。

全長12km・平均斜度5.2%で、終盤に15%を超える劇坂が現れるタフなコースです。

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朝5時半にメンバーのGさんを迎えに行って、7時過ぎに駐車場に到着。

受付を済ませると、くじを引かされました。
クラス内でのスタート位置を決めるらしいです。
30番を引いて、3列目になりました。

公平でいいかもしれないですね。
スタートは全体で2つに分かれていて、わたくしのクラスは2番目のスタート。
その一番前に位置取るクラスなので、3列目からスタートできることになります。

その後、着替えたり、軽量化したりしてアップ開始。


今回はリアハブにセンサーを付けてきたので、ローラーでもスピードを測れます。
10分ちょっと回して、身体を温めます。
心拍は150くらいまであがりました。

スタート1時間くらい前に、アミノバイタルも2runも飲んで、ドーピングも完了。

開会式も終わって、スタート地点まで移動です。
ちょっとした距離と斜度があるので、ゆっくりと進みます。

ハイポトニックのVAAMを飲んでいるからか、先週に引き続きてトイレが近い。
それに緊張からか、常に尿意があるような気がしてなんだか気持ち悪い。
スタートしたら忘れちゃいましたが、、

スタートまで間があったので、参加するメンバーや知り合いと談笑。
地元の太鼓パフォーマンスによる演奏もありました。

急に「パンっ!!」と音がして、パンクされる方もいらっしゃいました。
立てかけてあるバイクで誰もさわっていないのに。
英彦山でもスタート直前で同じようにパンクされる方がいたんですが、原因は何なんでしょうね。
慌てて修理されていましたが、わたくしだったら全部預けているのでDNSになっちゃいそう。
いずれにしても、ご本人は大変だったと思います。

そんなこんなで、いよいよスタートです。

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今回の目標は、出し切ること。
英彦山が不完全燃焼だったので、前半から飛ばしてみることにします。

コース的に、最初のトンネルまでの坂を抜けると平坦区間が現れるので、
まずはトンネルまでは先頭集団に喰らいつくことにしました。

あとは可能な限り付いていって、ちぎれたら残りは気合いというイメージ。

昨年も最初の登り区間はスピードが上がったという話しだったので、付いていけるか不安になってました。
ただ、知り合いでわたくしよりも登坂力があるKさんが前列にいらしたので、ペースに迷ったら付いていこうと思っていました。

スタートの号砲が鳴りました。

まずはクリートキャッチを冷静に。
前を向いて、周りのスピードを確かめながらペダルを回し始めます。

グッとスピードが上がりますが、付いていけなくはありません。
気付くとKさんが前にいたので後ろに付かせて頂きました。

そのまま集団で進むとトンネルが見えてきました。
第一関門を突破した!と思いながらトンネルに突入です。

トンネルを抜けると平坦区間。
スピードが上がりますが、集団にいるので問題ありません。
時たま脚を休められたりします。

でもちょっとしたカーブや勾配の変化で離されたり、間に入られたりするので油断が出来ません。
途中で右からパスして何人か前方に合流する方もいて、10人目くらいに位置取っていたでしょうか。

段々集団に慣れてきたのか、チョット前に出てみようかと思う余裕も出てきました。
そこで、思い切ってトルクをかけてみて、3番手辺りまで順位を上げました。

後ろを振り返らなかったけど、何人か後ろに付いてきたっぽい。
ホントはそのままメイントレインに合流したかったけど、隙間がなかったのでしばらくそのまま先頭を走ってました。

空気抵抗的には、脚を使って損してるんでしょうけど、個人的にはこの時間が一番テンション上がった!
なんか、レースに参加してる!って実感がビシビシして、かなり気持ち良かったです。

そして、隙間を見つけてメイントレインに合流。
どこまで付いていけるかと思いながら、前の方の前輪にハスらないよう注意しながら付いていきます。

でも徐々にキツくなってきました。
これ以上付いていくと最後まで持たなそうだったので、ペースを守ることにしました。

サヨナラ、先頭集団。
楽しかったよ。

ここで残り5km手前だったかと思います。
後は孤独な単独行。

沿道に住民の方々がたくさんいらして、応援してくれます。
あったかいなぁ。

右に進路を取ると、段々と勾配がキツくなります。 
脚が終わっているのか、28Tまで投入しちゃいます。

残り距離の看板が出始めて、いよいよ終盤戦です。
そして遂に目の前に壁が現れました。
最後の激坂区間です。

この区間15%超えが1km弱続きます。
脚と心肺を削って登ってきた状態で挑むにはホントにキツくて、32Tが欲しくなりました。

そんなとき、仲間が応援のために陣取ってくれていました。
脚は終わってたはずだけど、不思議と力が出た。
先週に続いてありがたいです。

ホントは前を行く同じカテゴリーの方を抜きたかったけど届かず。

細い道から左折してゴールが目の前に。
もうスパートする脚も残ってなかったけど、ギアを上げてチョット加速。
そのままゴールへ。

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タイムは38分チョット。
クラスが珍しく5歳刻みになっていて、上位44%。
30代だと38%。
20代から40代まで年齢を拡大すると、上位33%になります。
同年代に強い人が多いようです。汗

拡大版だとリザルト的には英彦山と同じ水準。

だけど、満足度は今回の方が上。
途中まで先頭集団に残れたし、出力できるだけ出した感じ。

てことで、改善事項もハッキリしました。
ずっと高負荷の出力を維持できる持続力です。
先頭集団を見送らなくていいようにしたいですね。

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公民館に移動してカレーを頂く。

その後表彰式。
チームメンバーや知合いが1位、3位、5位とそうそうたる成績。
みんな強い!

そして下山。
登っている間は景色を楽しむ余裕がなかったけど、キレイな景色が広がっていました。

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こうして2週連続ヒルクライムレースが終了。

スタートする前は、なんで金を払って辛い思いをしなきゃならんのだとか、自分で走れば十分じゃないかとか思うんですが、やっぱりレースは最高の練習ですね。

次に向けての課題抽出とモチベーション向上ができます。

また来年も出られるといいな。