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tikitについてあんまり書いていないので、ちょっと特集。

アメリカオレゴン州のEugeneというまちにある、Bike Fridayというメーカーのもの。
http://www.bikefriday.com/
日本でも徐々に知名度が上がっているんでしょうか、たまに見かけるようになりました。

わたしは、アメリカに住んでいた時に購入したんですが、日本でも、例えば高崎にある自転車ショップ、CycleTech IKDさんで購入することが出来ます。
http://www.ikd21.co.jp/ikd/

わたしのは、たしか2010年に購入したモデルなので、現行とは異なる点があるかも知れません。


折り畳み自転車は世の中に多くあれど、個人的にtikitの特徴だと思うのは以下の点。
・16インチと小さいサイズながら、前傾姿勢のポジションがきちんととれる
・16インチを感じさせない走行感
・折り畳むのに、1分もかからない
・専用パーツが少なく、ロードやMTBのパーツを流用できる
・スーツケースに入る (アメリカからスーツケースに入れて持って帰ってきました)


ポジション出しについては、シートポスト部分とハンドル部分が上下できるますし、ステムも市販のものを流用できるので、自分にあったサイズに出来ます。
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イーストンに変更してます。

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ギアをシマノALIVIOに変更し、ステムとハンドルバーをイーストンに変更しています。
ステムは折り畳み時の突き出しを最小限にするため、MTB用の短いものにしています。 


折り畳み方はかなり簡単です。

まず、シートポストの下部にあるジョイントを、サドルあたりをコンコンと小突いて外します。
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こんな感じになります。
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車体を持ち上げると同時に、クランク部分を軸に後輪部分を前輪側に巻き込むように移動させます。
すると、こんな感じに半分になります。
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あとは、 ハンドルチューブの根っこにあるネジをゆるめて、ハンドルチューブを右側に倒していきます。
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わたしのtikitは、このハンドルチューブを自分で固定するタイプですが、
より上位モデルですとワイヤーがクランク部分と連動していて、
後輪を前輪側に移動させると自動的にワイヤーのテンションがゆるんで、ハンドルチューブをさらに素早く折り畳むことが出来ます。
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その時、トップチューブにある溝に、ハンドルバチューブにある出っ張りをかませることで、車体に固定できます。
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そうすると、このくらいコンパクトになります。
前後輪と、クランク下についている支え棒の3点でしっかり自立します。
前輪がフリーになっているので、シートチューブ下部が曲げられている部分を持つことで、転がすことが出来ます。
考えられているなぁと思います。
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シートチューブ下部の湾曲した部分は、折り畳んだ時の持ち手になっていて、ここを持つことでフリーになっている前輪を転がすことができます。
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ちなみに、トップチューブの上にある黒い物体は、専用のバイクカバーで、tikitを簡単にカバーすることが出来ます。
カバーをしないと電車に持ち込めない日本には、ピッタリのアイデアと思います。
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これをクルクルっと引っ張り出すことで、こんな感じになります。
なお、シートチューブ下部の持ち手部分には、ちゃんと穴が空いていますし、赤い取っ手はトップチューブに固定されているので、ここを持てば持ち上げることも出来るようになっています。
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つくり手のこだわりが感じられる、素敵なバイクだと思います。